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6月, 2017の投稿を表示しています

そして勉強は続く・・・

医師が行う医療行為が、看護師に、そして看護助手へと委ねられている現状を報告する本です。現場の厳しい状況が記されているため、中途半端な気持ちで読むと暗くなりますが、現場に出てからも勉強勉強勉強の連続ということがよくわかる一冊でした。 先日の授業でも 紹介 したのですが、学校を卒業して医療現場に出てからどのような勉強をしなければならないのか、そしてどのようなノートをとらないといけないのか、がわかる新人看護師向けのブログがあります。 授業で間違えたこと、指摘されたことをメモする。そして見直す…ということを受講生の皆さんは今やっているわけです。問題を解いたら解きっぱなしにしておくのではなく、なぜ間違えたのか、理由を分析してメモする。そして復習のときにノートを見る。 数年後、この スキル がまさに 必要 となるのです。

教員採用試験・学習指導要領の出題は「新指導要領」から

弊社 HP でもアナウンスしておりますが、平成29年度実施沖縄県教員採用試験での学習指導要領の出題(中学校英語)は、平成29年3月31日告示の新指導要領からです。 県教委のアナウンスでは「告示されている最新のものから出題」とある一方で、「文部科学省HPの新学習指導要領のコーナーでは、(平成29年3月公示)とあるため、「告示されている最新のもの」がどれなのか、混乱があるかと思われます。詳細は弊社HPをご覧ください。 ただ、中学校英語の新学習指導要領を見る限り、内容は現行の学習指導要領の大幅改定といえます。このため、2次試験以降を見据えた学習という意味では現行学習指導要領と新学習指導要領の 比較 、さらには 小学校新学習指導要領 (教科化される)との比較も行っておいたほうが無難と言えます。 念のため、他県(大分県)の HP もご覧ください。

今週末はぐしかわ看護のオープンキャンパスです

6月17日(土)はぐしかわ看護専門学校の オープンキャンパス です。 受験する可能性がある方は参加しましょう。 すでに募集要項で告知されている通り、今年秋の入試から数学Aがなくなり、数学Ⅰのみの出題となりました。 前年度推薦入試合格者は20名。推薦入試で採用する人数は極めて少ないです。また、那覇や沖縄看護等で導入されている指定校推薦入試をぐしかわ看護が導入していない。 これらの事実をどのように考えるべきでしょうか? ぐしかわ看護専門学校は推薦入試で入学させるより、広く一般の学力試験で入学させることを重視していると思われます。「数Aを撤廃してハードルを下げる。そのかわりしっかり受験勉強を行って試験を受けに来い」というぐしかわ看護からの高校生へのメッセージのように思えてなりません。 他方で、高校生のハードルが下がるということは、社会人の合格が厳しめになるということです。社会人推薦入試枠が増えるはずはないでしょうから、今から前期試験に備えて受験学力を高めておくことに越したことはありません。 一般論ですが、AO入試や推薦入試などにより「負担を減らし」受験しやすくすることは、「勉強しなくてもなんとかなる」という、誤ったメッセージを受験生に与えることになります。その点で、ハードルを若干下げたとしても入試から数学をなくさない、というぐしかわ看護の姿勢は、安易な風潮に与しない賢明な判断と言えるでしょう。

数学で求められる力とは?

数学Ⅰの三角比も佳境にさしかかりました。 目下、多くの受講生が「?」となる、三角比の還元公式の理解を助けるための教材を作成中です。 最近読み直している本に「はっ」とする記述がありました。 「 何と何を同一視するかということが、数学ではしばしば非常に本質的なこととなる 」という一行です。たしかに、そうなのです。たとえば、2次関数の一般形の式を平方完成して標準形に書き換えるというのも、三角比の還元公式も、本質的な内容を違う形で言い換える作業です。この同じものを違う形で論理的に言い換える作業、これこそが数学で求められる力だし、数学を学ぶことによって伸ばしていく力なのだと思います。

ぐしかわ看護29年前期・数学に関して

先日弊社 ブログ で、ぐしかわ看護平成29年前期入学試験の数学(問題番号21)に関して、解答に誤植があるのでは?という指摘を行いました。 当該問題は「場合の数」の問題ですので、2017年度入試の範囲外となりますが…。 上記指摘に対して、ぐしかわ看護専門学校様は、 ❶ 当該問題につき採点ミスがあったこと、 ❷ 再採点の上、しかるべき対応を行った旨、本日 HP にて報告されています。 これらのご対応は、非常に誠実かつ適切なものであると考えます。 ぐしかわ看護専門学校の入試問題について、急いで付け加えておきたいことがあります。 それは、予備校側から見て、ぐしかわ看護の入学試験問題の質がきわめて良質であること(どのような学生が欲しいのかという、出題者のメッセージがつたわりやすいということ)。そして、出題ミスが極めて少ないということです。 メッセージが伝わりやすいということはこういうことです。 国語で敬語や沖縄のことばについての出題があるのは、年長の方への対応を意識してのことでしょうし、数学で食塩水の問題が出るのは、看護師として濃度計算は当然必要ということを意識しているはずなのです。 そのようなぐしかわ看護の入試のあり方を踏まえたうえでのご対応です。 これは、公正かつ信頼に足るものといえるでしょう。 残念ながら、本県の看護専門学校入試は、出題の正確さや質の点でまだまだ課題があると言わざるを得ません(繰り返しますが、そのような中でぐしかわ看護の出題は良質です)。 入学試験は最低でも15000円を徴収して行っていること、入試の場では内容に関しての質問ができないことを考えると、公正さや信頼を担保することが入学試験には何より求められます。 今後も、当リベラルアーツは、試験場で声を上げることができない受験生の代弁者の役割を担っていきたいと考えております。